圧巻の・・   2月6日’07


  お品書

 一、「月環美人」  魚柄仁乃介さんのレシピ
             ゆで卵を赤鳥の手羽肉で包んで、保湿調理で煮ました。ちびジャガと
             ねぎの塩焼きを添えて。
 一、車麩のフライ
             水で戻した車麩を切ってよく絞り、にんにく、しょうが、ケチャップ、醤油、
             水を混ぜたタレに一晩つけ、軽くしぼって小麦粉をふり、パン粉をつけて
             カラリと揚げます。
 一、ソイセージ
            おからと全粒粉、ナッツ、スパイスなどを混ぜて型に詰め、圧力鍋で蒸しました。
 一、安魚のカレー
            何でも良いけど今日はサンマです。炒め揚げにした魚をカレーソースで
            煮込みます。スパイスはターメリック、クミン、コリアンダーの粉を同量で。
            チリも忘れずに。
 一、煮物     「月環美人」の煮汁を使って
            小椋さんちの手作りこんにゃく、長芋、マルヒデ豆腐の厚揚げです。
            マルヒデ豆腐は、国産大豆に藻塩にがりを使って、群馬の肝っ玉母さんが
           作っています。
 一、ごぼうと人参の胡麻味噌和え
            ごぼうと人参はサッと炒めて、作っておいた胡麻味噌で和えます。
 一、生野菜のスティックと大豆マヨネーズ  魚柄仁乃介さんのレシピ
            大豆の変身願望。酢、マスタード、塩、胡桃、植物油でこんな風に。
 一、ヒジキの酢の物
            じゃがいもの甘味を引き出します。千切りし、さらさずに塩をふってしばらく置き、
            さっと蒸します。今日はキタアカリ。茹でたヒジキと浸し豆、えのきを梅酢と醤油で。
 一、青菜と切干大根のえごまぽろぽろ浸し
            切干大根の漬け汁がおいしくて。保湿調理で塩を利かせて茹でた青菜を
            一緒に漬け汁につけて、醤油をちょいと落としました。えごまは香り高く炒って、
            軽く叩いただけです。
 一、鴨汁
            田んぼの米を育ててくれてありがとう。合鴨さん丸ごと頂きます。
 一、ごはん二種
            17種混植米入り玄米ごはんと、雑穀ごはん(もちきび、丸麦、寒ざらし高きび入り)
 一、お漬物
            有機農研会報を読んでいる人には「ああこれね。」というお漬物です。
 一、デザート  りんごのクランブル
            長野のりんごと地粉を使って。
 一、 甘酒キール(インド風ミルク粥)
            お釈迦さまはスジャータからキールをもらい、食べた後に悟りを開いたとか。
            本来はナツメヤシの砂糖で煮込むのですが、日本の誇り、甘酒の甘味だけでどうぞ。
            
 以上は、先日行われた長野県有機農業研究会の大会での夕食の献立です。まさに圧巻!大会のスローガンが「美味しく食べて、楽しく生きる」――美味しかったです!楽しかったです! 作ってくださった方には感謝するのみです。ごちそうさまでした。
 
 この日の講演は魚柄仁乃介さん。ベートーベンの「歓喜のうた」にたとえて、1、2章節が一音づつ連なり3章節で3音の上下・・で感動する・・・日々の食事もふだんはふつうの似たもののようなもので、たまに少しごちそうにしたり外で食事したり―、それぐらいがいいんでは・・には妙に納得。手間をかけず時間をかけず・・そのための段取り工夫に頭を使う―、ボケ防止になりそう―。食糧を輸入することはその国の水も輸入していることになるというバーチャルウォーターのシビアなお話も・・。この冬の異常な暖冬もあるし・・、個人のレベルでできること・・・今までよりももっと真剣に考えなければならないのかもです。
 「美味しく食べて、楽しく生きる」――いろいろあっても基本はやっぱりそうありたいですものね―。

               
                       お品書のお料理が並びました。


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