命を懸けて・・  11月2日’02

 「決断した以上命を懸けてやる・・」ーー松井秀喜選手が大リーグに挑戦する決意の言葉・・。
 いいですねー、こういうくだらない(アッ!失礼!ついうっかりとー。これはちょっと語弊がありますよね・・。)ことに命を懸けてほしいと思います。ほんとに。
 150キロ近い球を打つ。それもホームランを・・なんて信じられないぐらいです。すべてが結果で判断される厳しい世界にいながら、天才は天才なりにより高いところに“挑戦”したい・・というのは、それはやっぱりそうでしょうと思う。
 自分の意向に従って行動を起こす・・というのが最善です。大体の場合が・・。たとえ失敗するとしても、それはそれで納得がいきますから・・。
 つい、くだらないーなどといってしまいましたが、人がやることの少なからずが、生きていくのに絶対に必要だ・・とはいえないことが多いというようなことで、いってしまえばくだらない・・・。でもこのくだらないのがくだらないからいいのであって、くだらないがあるから、人生もおもしろい・・ということになるようなものである。(何だか何を言いたいのあんた・・という感じだけど・・)
 
 富が偏り、宗教の対立があり、民族の自立があり、憎悪の連鎖のように紛争が絶えない。テロに怯える世界・・。いつのまにか日本でも、あまり問題にもされずに、いわゆる盗聴法や団体規制法や国旗国歌法や何やらかにやらきな臭いような法律が次々に成立し、住基ネットで背番号を付けられ、今は有事関連法案が審議されているらしいし(何だか私もマヒしかかっている・・?)、教育基本法も今までの個性尊重から、集団志向、道徳重視のように変わるようだし、憲法改正(悪?)も取り沙汰されている。あってはならないのに、有事ー。すべて有事を前提にしなければならないそんな世の中。
 国があって個々人ではないと私などは思う。個々人が先・・。(オメデタイ・・?? 知らないーということは恐ろしい・・?? それだから?小さい頃からよくわがままだと言われた・・?・・でもこれってけっこうトラウマなんですけど・・。)
 北朝鮮に拉致され、24年振りに日本に帰った5人の方たち。
 「夫や子供たちが心配していると思います。早く会わせてくださいー」という曽我ひとみさんの言葉。
 報道されるのはもちろんほんの一部なのだけれど、拉致ーということの事実はあまりにも重く、双方に複雑な思いが交錯して、いっそう本心を語ることを避けているような印象をうける。今また国家間に翻弄されるのではあまりに残酷なのでは・・などと、浅はかな私は思ったりするのだが・・。この場合は本人の意向というわけにはいかないのでしょうかね・・・。国交がない・・・というのが立ちはだかってもいますからね・・。
 
 話は別ですが、ロシアの劇場占拠事件では何人かの女性兵士がいたそうな・・。これは私的には(今風に・・)、男女平等の穿き違えではないかと思うのだけれど・・。すべて男性と同じにすることが男女平等ではないだろう。命を産む女性が殺し合いの武器など持つことがあってはならない。無知だろうがオメデタイだろうがそう信じる・・。

 平和な“くだらない”ことに命を懸けるのがいいのです。
 先人はよくいったと思います。人が為す・・・偽。人の夢・・・儚。人を憂う・・・優。
        ・・・・・遊びをせむとや生れけむ  戯れせむとや生れけむ・・・・・

 松井選手、人生のスパイスたる“くだらない”(あえて語弊を恐れず・・))ことに命を懸けてくださいね。挑戦するものがあるって幸せじゃないですかー。今まではあまり応援していませんでしたけど、これから応援します!