素敵な仲間  4月20日’02

 「五人百姓の会」の皆さんが、ゆい農園の畑の一角で大豆を作り、その大豆で味噌作りをするようになって8年目の春を迎えた。神奈川から夏季はほぼ月に一度の割で長野に通い、初夏の種蒔きからー汗だくになっての数回の草取りー秋の収穫ー選別は冬、会長のお宅につどって楽しくー。

 その「五人百姓の会」の皆さんが、今日20日今年の味噌仕込みを行って無事終了。
 和気藹々、今回は飛び入りの若い画家夫婦も加わって、大豆60キロ分を、朝9時頃より焚き始めて豪華!山菜づくし(ととき、うこぎ、よもぎ、ふきのとう、こんふりー、うど・・)のてんぷらと、いつもの会長奥さんの"ミツコカレー”の昼食をはさんで、午後4時前にはきれいにすべて完了。
 私達もいつも楽しい幸せなひとときを過ごさせていただいている。一作業の後の冷えたビールのまたうまいことー。農園の畑で取ってきた食事はシンプルがいい。シンプルがおいしい。

 有機農業を始めてから、そうでなければ出会うこともなかったであろう方々との素敵な出会いが生まれた。五人百姓の皆さんとの出会いもその一つ。平均年齢にすれば何歳になるんだろうか?多分60歳ぐらいになるんだろうかしら・・。でも歳は時がたてばとっていくもの・・、気持ちの若さーこれは歳には関係ない。五人百姓の皆さんもそんな若さが充分だ。神奈川から毎月通うというのは、それぞれに仕事を持ちながらだから、けっこうエネルギーのいることだと思う。それをこれまで丸7年続けてこられ、今年8年目を迎えたことはすばらしくまたすごいことだと思う。

 "会長ご夫妻”の魅力ももちろん、気配り上手のメンバーの方の人柄もすばらしい。同じメンバーで何年も続けてこられるーというのがそもそもそのことをしっかり証明している。
 私はひそかに(あくまで
ひそかに)、ゆい農園での"月に一度のデート”と思っている。そんなふうにもみえるような素敵な皆さんなのです。だから私達も(私も)嬉しく幸せな気持ちになる。

 人間どんなに強いといっても、ひとりはやっぱりさびしいものね。強いだけの人間なんていないだろうし・・。限りのある生をいきているという実感からうまれるいとおしさ。殺し合いなどしなくたっていつかは誰も等しく死をむかえるのにー。いろいろなひとがいろいろな生き方ができる。違うことが当たり前。素敵な仲間がいるなんてそれだけでも幸せだよね。私達も仲間でーす・・なんてあわてて言ったりして・・。
  
 ことしも6月初め頃までには大豆の種蒔きをし、「五人百姓」の2002年の"農的生活”が始まる。後十年は(会長)確実に、それ以後もできうるかぎり続けていってくださるように願っている。

 
 

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