そもそも・・ 
   9月1日’02

 暑い暑い9月の入り。
 昨日のうちに洗濯機が洗濯してくれた籠いっぱいに溜まり溜まった(なんて暴露?・・)洗濯物を干し、朝食を早めに済ませて早々に長野県知事選挙の投票所に"貴重”な一票を投じに行く。5日後に中国へ留学する娘も滑り込みセーフ!で投票。90歳になる啓盟さんのお母さんも、隣の南佐久郡に住む娘に頼まれたからと、おぼつかない足どりで一緒に車に乗り、車で3分程の投票所に行く。啓盟さんも一緒に行かない・・と誘ったのだが、後で行く・・との返事・・・ 
ガクッ!

 何はともあれ・・(?)、
 結果は田中知事再選。圧倒的勝利。
 長野県民の良識が示された結果となった。(あの"不信任”・・って何だったの・・??) そもそも(?)"不信任決議案”というのが全く説得力のない、私には(も)まるで感情的なもののようにしか映らなかったから、当然の結果だったのだろう・・(と言っていいのかな・・)。
 不信任案を可決された県議の方々は、どんな思いでいらっしゃるのでしょう・・。それこそ"民意”が示された選挙結果ー。「脱ダム」も車座集会も・・、公共事業の見直し・・・も、"民意”は後押ししたーということでしょう。
 対話、議論をしてほしい・・と感じるのは、県議の方々の方。(オソレナガラ・・) 知事の答弁中に休憩退席・・なんて、ため息ーがでてきてしまうようなことはチョッと・・・と思ってしまうのですが・・。

 「長野県有機農業研究会」という集まりがあるが、以前、その会長をやっていらっしゃる武居さんが、言ってらっしゃったこと。
 食物の安全性や環境の面からも有機農業をもっと広めるために、田中知事になってから県の方のバックアップをお願いしに行かれた。田んぼの減反について、「有機農業で作付けしている圃場は減収になる分を減反分に割り当てて考慮してよい・・。」ーーというような、有機農業についても理解を示してくれる回答をもらい、「以前は有機農業についてなんてほんとに素っ気なかったのに、知事が替わると違うもんだね・・・」というようなことをおっしゃっておられた。

 9月に入って今日、38度・・とかいう最高気温を記録したところもあるらしい。霧ヶ峰(今年はマツムシ草が多い)や上高地へ行ったら、1900mもある高原とは思えないこの時季の暑さ。
 農園の、高原でしか結実しない(ある時期低温でなければならないらしいー)花豆が、今年は実の付きが例年より随分少ないように感じる。暑かったということなんだろうかしら・・と思っているのだが・・。
 それもこれも、地球温暖化・・とやっぱり影響があるんだろうか・・。
 今の便利な便利な、そしてますます便利になる(でもなぜか忙しく、心の豊かさがあんまり感じられないんだけれど・・)生活は、やはり環境の破壊に拍車をかけているんだろうかしら・・??
 
 そんなこんな・・・で、これからを生きる子供たちのためにも、環境を持続させる方向での改革を進めていってほしいーという思いがして、田中知事に期待したいーという感じがしている。

 今日の当選会見はさすがにちょっと選挙疲れが出ている(暑さの中無理もない・・)ようだったけれど、それにしてもあのエネルギーはすごいですね。ちょっと落ち込み気味の時、励みになるかも・・です。
 

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