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「婦人画報」
5月号P131より
   実は超シャイなのです 4月27日’02

 それは、今年2002年の元旦に始まりました。真冬の銀世界の長者原のゆい農園に、望月町内の蕎麦処「職人館」の北沢さんが、イタリアン料理「クラッティーニ」(東京港区赤坂)のシェフ倉谷さんと世界のアコーディオン奏者Cobaさんを案内して来てくださいました。

 Cobaさんは「職人館」にはよくいらしていて、ゆい農園にも夏に一度お見えになっており、ゆい農園の無農薬の野菜を殊のほか美味しいと気に入ってくださり、お知り合いのシェフの方などに紹介してくださっていたのでした。(このことは、CobaさんのHP、「Mail Coba」 http://www.coba-net.com の2002年3月5日付けにあります。ここでCobaさんが由井啓盟をリチャードと命名!)
 「クラッティー二」もCobaさんお気に入りのお店でシェフ倉谷さんの料理の腕に一目置かれていらっしゃるのです。そこでCobaさんの肝いり!?で、ゆい農園の野菜をあまり味付けなどしないで味わってみたいということで、倉谷さんもお出でくださったのでした。

 その日は、実にそのまんまシンプルに山牛蒡、長芋をちょっと半日ほど味噌に漬けただけのものや薄い塩水にちょっとだけ漬けたーつまりちょっぴりの塩味だけのもの、ほうれん草のただの?おひたし野沢菜漬け、大根のぶつ切り!を昆布だしで煮ただけのに味噌をつけて食べる・・まさにほとんど"野菜だけの味”で食べていただいたのでした。それは私にとってはとても美味しいと感じているものですが。そしてそれは、味を追求されているシェフの倉谷さんの厳しい!?お口にもかなったようでした。よかったね、野菜たちよ・・なのでした。

 それから、ゆい農園の無農薬の野菜を「クラッティー二」で使っていただくようになりました。
 その後、2月に私と啓盟さんで「クラッティー二」にお伺いする機会を得て、シェフのゆい農園の野菜を使った料理をいただくことができました。それは、こんな風に料理してもらったら野菜もほんとうに喜んでいるだろうと思うような、野菜が野菜として生かされていて、それでいてシェフの主張があるような・・、料理って食べてしまえば現実にはなくなってしまうのだけれども、これはある種"芸術”だなーと思わせるような、インパクトがありました。もちろんとても美味しく幸せな気分になったことはいうまでもありません。

 その「クラッティー二」のシェフ倉谷さんから、「30日にパーティーをやるのでぜひぜひいらっしゃってください」というお招きをいただきました。Cobaさんもみえられるというし、行ってみたいな・・と気持ちが揺すられたのですが、30日は火曜日、ということは翌日は野菜セットの発送日だし、今の時期、植え付けやら蒔き付けなどが目白押し・・なので、残念だけど次の機会にということにしていただきました。

 今忙しいのはそうなのですが、実は本当は、啓盟さんは(私もですがー 見かけによらず・・?)超究極の(言い過ぎかな?)シャイなのです。いろいろ、・・ということもあって・・です。
 でもやっぱり、次にそんな機会があったらぜひ行ってみたいなーと思っています。

 ※ レストラン「クラッティーニ」は、2002年9月、乃木坂に新装オープンしました。
     東京都港区赤坂9-5-26 パレ乃木坂1F tel 03-5785-9245 (乃木会館前)
 ※ 2003年5月23日 「リングア・ヌーダ」でリニューアルオープンしました。
   その後「ラ・リングア・オチアイ」に店の名前が変りました。                          
 ※2006年10月「グッドドールクラッティーニ」が丸の内にオープンしました。
     東京都千代田区丸の内2-2-3 丸の内仲通りビル1F tel 03-6212-6882


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