手話って・・ 
 11月14日’02

 先週の土曜日(9日)は、神奈川の「五人百姓」の皆さんが大豆の脱穀。4a程の面積で100Kgの収量は今までの最高新記録。6月の種蒔きから、暑い炎天下での草取り・・と毎月神奈川から通って丹精を込めた成果のたまもので、その重みに五人百姓の皆さんの汗とほこり!?と力と思いやりと気配りとやさしさと・・、もうすべてが詰まっている。そんな感じがしました。
 今まで・・というのは’95年より始まって、今年で8年目の今まで。継続は力なり・・!? すばらしいことです。“戸来隊長”ご夫妻のお人柄もあって、とても素敵なお仲間なのです。
 今年の成果の大豆は、来年の春、「“究極”の味噌」に仕込まれます。五人百姓の皆さんはすべてが詰まった最高に贅沢な味噌を味わっているのです。

 続けておられるといえば、全印総連東京地連女性部の皆さんの「ゆい自然農園を訪ねる旅」。
 ’93年から始まり、今年の秋は、これもまたすばらしいことになんと13回目。その都度芋掘りやら花豆の収穫やら、時には草取りなどまで、さりげなくあたりまえのように、皆さんでやってくださるのには感謝するのみです。日頃、職場や生活環境などを良くしようと多方面な活動をされておられるせいか、皆さんが素敵で魅力的です。

 こんなすばらしい方々がゆい農園を訪れてくれるのですからとても幸せなことです。無農薬有機農業に転換してよかったと思うことの一つです。有機農業に転換していなければ、おそらく出会うことはなかったでしょうから・・。

 また9日は、夜、望月町在住のシンガーソングライター、ゆらぎさんのコンサートが、隣村の北御牧村にある「ペンション さゆ〜る」であり出かけた。
 ゆらぎさんご夫婦(夫の原口さんは町の馬事公苑に勤めていたが退職)は今、怪我をしたりして廃馬にされようとしている馬を引き取って世話をしており(今度新たに委託飼育の馬も含めて乗馬などもやる“牧場カフェ”をオープンさせようとしている)、ゆらぎさんは、その中で障害を持った子供たちの馬とのふれあいから生れた歌なども歌っている。
 その日もゆらぎさんご夫婦が関わっておられる障害を持った子供たちもいて、そのうちの一人が「今日が誕生日」ということで、「ハッピーバースデー」を皆で手話付きで歌いましょう・・ということで、手話の出来る人がいらしてて、皆で教えてもらい、手話つきで歌う。その後、ゆらぎさんが金子みすずの詩に曲を付けて歌った中の一曲も手話付きで披露してくださる。
 驚いた・・というか、改めて認識したというか、その手話の表情豊かなこと・・。全身で喜びや悲しみなどの言葉を表現しているようで、このときの手話は舞踊のようでもあった。だた“単なる言葉”よりよほど感情を豊かに表現しているように感じられた。ゆらぎさんの歌も、ゲスト出演の“年齢不詳”の篠原一弘さんの「愛の歌」も、心がほんわかとなるようでよかったし、手話の美しさを知った(おそまきながら)のもまた収穫!?でした。
 「ペンション さゆ〜る」はまた、バリアフリーのというか、障害を持った人も寛いで楽しんでもらえるようにとの配慮がなされた(段差や手摺などなど・・)ペンションで、またまた素敵な女性の方がやっておられます。

 素敵な女性が益々増えれば何かが変わる・・かな・・? 


  





















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