四国の旅 その1   
 2月23日’11

 
まるでまるでそういう実感はなし、笑ってしまう・・という感じでもあり、そうなんだ〜と人ごとのように感じ入り・・・というところで、なんとなんと“辛卯”の一巡、還暦を迎えてしまいました。ある意味よくもよくもここまで・・・でもあります。
 今年1月3日付けの信濃毎日新聞の社説は、井上ひさしさんの言葉を引用して、「まずひとりから始めようー。」 そうだよ!とひとり納得―。ちなみに井上ひさしさんの言葉とは「ひとりは無力だというかもしれない。しかしひとりの決断と行動がいろんな人を呼び込んで、大きな仕事になっていく」(して私の納得・とはニュアンスがちがうけど) ・・ごみ集めを始めた人などが紹介されていたが、大きな仕事に・・などはむろん頭に入れることではなし―。ひとりで行動すると逆に世界が広がる・・ような経験は今までも少なからずある。これからはそれができる。できそう―に思える。なにしろ還暦だもの―(関係ある??)。

 
 
還暦祝いに拓実とまな美に旅行券をプレゼントされた。旅好きを知っての嬉しいプレゼント。野菜の生産出荷作業は、ほぼ休みなしである。・・けれど、拓実とまな美が後継者になり、また今の時季は露地の畑作業はなしなので、仕事を分配すれば休みをとることができる。
 
「ありがとう!ほんとに行ってくるよ―。」 前からずーっと憧れにも似て行ってみたいと思っていた四万十川に行ってこよう!ひとりで!(・・そんなに力まなくてもいいだろうよ―) 

 2月17日(木)。まだ真っ暗な朝4時半、車でスタート。旅立ちのこの感覚―好きだなァ。ナビも備え付けて準備は万端。
 琵琶湖の見える大津SAに10時前に到着。早い!順調だ!瀬戸大橋を渡るルートにして四国を目指す。
 坂出2時。けっこう早い―。折角?だから、こんぴらさんに寄ってうどんも食べよう。・・で、善通寺ICを降りて琴平町こんぴらさんを目指す。オフシーズンなので人も少ない。ぶっかけうどん(300円)を食べる。生姜があったまる〜。(たしか富士旅館と書いてあったように思うけれどあまり気にもとめず記憶が不確か。)・・目的地はここではない。ゆっくりはしてられない。
   
  
     

ようやく高知到着。17時。香川から高知への高速道路は山抜けのトンネルが連なる。途中やや霙交じりの雨。燃料もなくなりかけSAもなし―間に合うか・・・で80Km走行。どうにかセーフでホテル到着。はりまや橋のすぐ前「西鉄イン高知はりまや橋」。(プレゼントのJTB旅行券で―)
チェックイン後、かの「ひろめ市場」に。屋台のような店がズラ―ッと周りを囲み中央のテーブルで皆がそれぞれに食べてしゃべって・・。なかなか楽しそう―。
 「かつおのたたき」と「うつぼのたたき」と「のれそれ(あなごの稚魚)」を買って部屋でゆっくり頂く。旅館とまた違ったゆったりの時間。
   
 
     

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