四国の旅 その2    2月23日’11

 2月18日(金)。旅の朝は貴重だ。早く出発したいが、朝食バイキング付きで予約したので、折角?だから6時半から頂き、早々に出発。
 高知自動車道須崎東ICより197号線に入り四万十川源流点を目指す。
 途中、標高1000mに巨大風車20基が並ぶという中国四国最大規模の風力発電施設を見てみようかと思い、けっこうな狭い急坂を登るも、通行止めに阻まれて断念。けれどその辺りの集落の山の斜面に沿った石垣が見事で、よくここまでどんなふうにどれほどの時間をかけて作ったのかと、ただただ感心感動して見つめる。
 道の駅布施が坂に立ち寄る。トイレ入り口の辺でおじいさん(失礼かな?)が、ミニ風車やビーズのブローチなどを並べていた。「ほんとに自分で作られたの?」とか失礼なことを聞きながら、かわいいウサギとトンボのブローチを頂く。「源流点は雪で行けないかもしれないな〜、連休ごろは新緑とアケボノツツジ(と言ったかな?)がきれいだよ〜」
 源流点の標識を右折し、山道を登る。所々落石もあり。・・・が、果たして雪にはばまれる。けれど源流辺の風景は体感する。
 国道197号線をそれて県道19号線に。津野町、中土佐町を四万十川沿いに車を走らせる。途中気に入った風景があると車を止めてはカメラに収める。この自由さはひとり旅ならでは!。
 四万十川沿い唯一(と思う)の大きな工場「四万十の水 大野見工場」横を通る。

 
   
四駆でも登れず

 
 
ウサギとトンボのブローチをいただいた
 
           津野町。お祭りがあるらしい


 13時頃、道の駅「あぐり窪川」到着。昼食にでかいおにぎり3個の「漁師のむすび」と馬路村のゆずジュース「ごっくん」を頂く。3個はさすがに食べられない。
 四国に来て札所に寄らない・・というのも・・で、37番札所「岩本寺」に寄る。極彩色の天井絵が圧巻。文旦をたくさんに並べた参道入り口の店で、一袋1000円八個入りを頂く。特産の生姜一袋500円も購入。一つがこれまたでかい!「植えておけば分株して増やせるよ―」 植えてみようか〜。
 窪川からは381号線を走る。蛇行しながらゆったりと流れる悠久の(あちらこちらにこの表現)の四万十川。国道も離れては近づきしながら川に沿って道が続く。国道でも山の中の道、すれ違うのにやっとのところもあり、川岸には木々が茂り、傍だけれど川は見えず・・のようなところも多々。
上岡の沈下橋(向山橋)のたもとでおばあさんが大根の収穫をしていた。80歳だそうな。『「現代農業」を読んで六助大根を作ってみた。鹿に食われて何度も蒔き直しをしたのよ』「一人で長野から?そりゃあ自由だわ〜」自由だわ―と言ったおばあさんの気持ちやいかに・・。別のおばさんには「あなたと四万十川の8つの約束!!」というパンフを頂く。「四万十川財団 四万十川総合保全機構 四万十川とみんななかよし」・・・とある。
  道の駅「四万十とうわ」に3時頃に着く。新聞紙で作ったバッグに入れてくれるのかと思ったらそれは売っているのだそう・・。

 
 
 
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 後は一路中村を目指し所々で撮影しては車を走らせる。中村到着17時。「なごみ宿安住庵」に。温泉に入りゆっくり寛ぐ。同年代かなと思える係の女性の方(出すぎずやわらかくあたたかな対応。この宿のモットーらしい)から、「お元気ですね〜」と言われる。そうかな?? 四万十川は「いつも見慣れてるのであまり特別には・・・」とのことでした。

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