<位置> | 長野県の東部に連なる八ヶ岳連峰の北端、蓼科山(2530m)の北麓の 標高1000mの高原に位置する、旧望月町長者原地区にあります。長野 新幹線佐久平駅、上信越道佐久インターから車で25分。中央道岡谷 インターから60分、須玉インターから90分程の所です。 旧望月町は、人口1万人ほどの旧中仙道の宿場町。入ればお肌つる つるの春日温泉は、農園から車で10分。国民宿舎や馬事公苑なども あります。温泉は他にも、布施温泉、望月温泉があります。 |
<住人・・> | |
由井 拓実 |
長 男。’76年生れ。野沢北高校、東京国際大学、南オレゴン大学、豊島看護専門学校卒。都内の赤十字病院で3年看護師をする。’08年の春より家業の有機農 業見習い。パートで介護の仕事などもしながら、’10年まな美との運命(!)の出会いがあり10月に結婚。ゆい自然農園の後継者となる決心をする。食べて くださる方々とふれあいたいと農業体験イベントに熱を注ぐ。夢は“世界平和”。パソコンが得意?・・好き(?)。 |
由井 まな美 |
神奈川県厚木市出身。多摩美大卒。営業、イベント関係の会社、キャリアカウンセラー等々様々な仕事を経験。’10年2月の長野県有機農業研究会に参加したのがきっかけで、3月より研修生となり、これが拓実との運命(!)の出会いとなり10月結婚。ゆい自然農園の後継者となる。加工品作りにも興味あり。夢は拓実同様“世界平和”。第一歩は自分が幸せと思える生き方をすること。 |
由井 啓盟(ひろちか) |
旧 満州吉林省で生れる。望月中学校卒。通信教育経歴有り。3歳の時に両親と引き揚げ、長者原開墾の時代を少年時に過ごす。22歳の時、長者原に帰り農業に従 事する。自慢(!?)の手打ち蕎麦を振舞うのが楽しみの一つで、お酒大々好き。誰に何と言われようと、どちらが早い!かわからないとか言いながら‘夢’実 現の自称“野楽小屋”作りに入れこむ。 |
由井 喜代子 |
山 形県出身。米沢興譲館高校、東京写真大学(現東京工芸大)卒。JTB出版事業部旅編集部勤務。7年間の東京暮らし。有吉佐和子さんの「複合汚染」を読み、 自分で食べものを作りたいと思うようになる。そんな折、某新聞に長者原の女性が投書した記事を見て、そのことがきっかけとなって1975年より長者原の住 民となり、農業を始める。念願の窯で趣味の陶芸を行う。 |
アイ |
2010年秋より農園に仲間入りの女の子。誰にでも甘えてじゃれる元気いっぱいの只今スーパーアイドル。前の前にいたアル(八兵衛とも)の孫。前にいた八兵衛(二代目)の妹。サンダルがない!手袋どこ?はさみは?・・たいていアイがくわえていずこかに・・。この間は凍って固まった花子(馬)の糞をくわえてご丁寧に作業所の前に置いてくれた。習性が可笑しかったり・・。 |
シチ |
亡くなったミミの 代わりに父がもらってきた男の子。2013年春より農園に仲間入り。アイと同じ白に茶色模様だから、シチと母が命名。まだ子ねこでも人懐っこくやんちゃ で、誰の肩の上にも乗ってくる。ミミがアイと仲が良かったから、シチにもアイと仲良くしてほしいが、「フーッ」と唸って逃げてしまう・・・。 |
鶏約30羽 |
農園産のトウモロコシと、大沢酒造の「かたりべ」の米糠を主食に、農園の野菜屑もたっぷりと食べて、平飼いで伸び伸びと。寒い時期はなかなか卵を産まない。暖かくなるとどんどん。時々いたちにやられる。 |
<今昔> | ゆい自然農園のある長者原地区は、1940年前後に 満州に開拓移住した人達が、終戦後日本に引き揚げ、 落葉松林を開墾して人々が住むようになった所です。 戸数は70戸。 高原野菜産地として成り立つようになったのは1968 年頃からになります。 |
<栽培> | ゆい自然農園が、それまでの慣行の農業から、農薬化学肥料を使用しない 栽培に転換したのは1988年。その年は収入なしの大赤字。翌年’89年 から、直接食べてくださる方に宅急便で送るという産直方式にして、現在に 至っています。 |
・理由としてー | 虫食いも全くない、細かい規格で選別される、”見映え” の良い野菜を、多量の農薬を撒いてまで作ることへの 疑問。 前々から、環境への負荷の少ない農薬化学肥料を使用 しない農業をやりたいと思っていたこと。 食べるものは、安全で安心して食べられるものを美味しく 食べたいし、子供達にも食べさせたいということ。 それまで嵩んでいた借入金が減少したこと。 (これはやはり・・・です。) |
||
・栽培面積 | 約2.3ha。(標高980〜1000m) |
||
・使用有機物 | 籾殻に鶏糞を混ぜ、半年〜1年以上寝かせて発酵させたもの を主に、状況で、木屑などで作ったボヤ炭や灰を入れる。 台所の生ごみや刈り草なども積んでおき、発酵させて使う。 |
||
<栽培品目> |
キャベツ レタス 白菜 サニーレタス ブロッコリー カリフラワー なす トマト ピーマン とうもろこし かぼちゃ じゃがいも 人参 大根 かぶ 長いも 牛蒡 さつまいも やまごぼう ほうれん草 小松菜 チンゲン菜 タア菜 春菊 水菜 山東菜 おかひじき セロリ ズッキーニ まくわうり 冬菜 モロヘイヤ あさつき つるむらさき ネギ ルッコラ にら 野沢菜 いんげん豌豆 枝豆、小豆 大豆 花豆 黒豆 青豆 いんげん ふき うど きび 茗荷 とうがらし 蕎麦 小麦 玉ねぎ アスパラ・・ |
有機農業の基本的な理念は、「身土不二」と言われています。
土から生れたものを食べ、生かされ支えられ、そして土に還る。
命が循環していく・・・
HOME | 気温と天気 | 高原の野菜畑 | 宅配のご案内 | エッセー | 写真ギャラリー |